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京都大学文学部 東洋史研究室内
東洋史研究会

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『東洋史研究』既刊目録

第55~58巻

■ 第58巻 第4号(2000年3月)
論説  
宮宅 潔 秦漢時代の爵と刑罰
佐藤 達郎 功次による昇進制度の形成
須川 英徳 朝鮮初期における經濟構想
吉田 光男 朝鮮近世士族の族的結合と「邑」空間 ─慶尚道丹城縣の安東權氏の場合ー
堤 一昭 大元ウルス治下江南初期政治史
批評・紹介  
大津 透 重近啓樹著『秦漢税役體系の研究』
籾山 明 冨谷至著『秦漢刑罰制度の研究』
石見 清裕 川本芳昭著『魏晉南北朝時代の民族問題』
■ 第58巻 第3号(1999年12月)  特集:明清档案特集
論説  
中島 樂章 明末徽州の佃僕制と紛争
石橋 崇雄 清初入關前の無圈點満洲文档案『先ゲンギェン=ハン賢行典例』をめぐって ─清朝史を再構築するための基礎研究の一環として─
赤嶺 守 清代の琉球漂流民送還体制について ─乾隆二十五年の山陽西表船の漂着事例を中心にー
小田 則子 清代華北における差徭と青苗会 ─嘉慶年間以降の順天府宝坻縣の事例ー
山本 英史 清代の郷村組織と地方文献 ─蘇州洞庭山地方の郷村役を例にしてー
学会展望  
江夏 由樹 中國東北地域史研究と档案史料 ─地方政治と土地問題との関わりを中心に─
■ 第58巻 第2号(1999年9月)
論説  
青木 敦 北宋末~南宋の法令に附された越訴規定について
谷井 陽子 明律運用の統一過程
森 正夫 清代江南デルタの郷鎮志と地域社會
城山 智子 上海金融恐慌(一九三四年~一九三九年)に關する一考察 ─國際・國内市場連關と市場・政府關係の視角から─
批評・紹介  
金子 泰晴 宮澤知之著『宋代中國の國家と經済 ─財政・市場・貨幣─』
■ 第58巻 第1号(1999年6月)
論説  
大野 晃嗣 明代の廷試合格者と初任官ポスト ─「同年齒録」とその統計的利用─
赤城 隆治 思想構造としての元曲
中村 淳 元代大都の敕建寺院をめぐって
岡本 隆司 清末民國と鹽税
松本 耿郎 馬聯元著『天方性理阿文注解』の研究
批評・紹介  
大櫛 敦弘 工藤元男著『睡虎地秦簡よりみた秦代の國家と社會』
山根 幸夫 谷口規矩雄著『明代徭役制度史研究』
柳田 節子 王曽瑜著『宋朝階級結構』
金 文京 陳学霖著『劉伯温與哪吒城 ─北京建城的伝説』
■ 第57巻 第4号(1999年3月)
論説  
岡本 弘道 明朝における朝貢國琉球の位置附けとその變化 ─一四・一五世紀を中心にー
松井 嘉徳 仲山父の時代
渡辺 久 北宋の經略安撫使
陶安 あんど(A.H.Hafner) 中國刑罰史における明代贖法 ─唐律的「贖刑」概念との比較ー
谷口 淳一 一一~一三世紀ハラブのカーディーと支配者
批評・紹介  
河上 洋 石見清裕著『唐の北方問題と國際秩序』
櫻井 智美 植松正著『元代江南政治社会史研究』
■ 第57巻 第3号(1998年12月)
論説  
徳永 洋介 宋代の御筆手詔
島居 一康 北宋の上供錢貨
清水 和裕 後期アッバース朝の私領地における國庫の取り分 ─『宰相史』の記述を中心にー
植村 泰夫 一九一〇年代末~二〇年食糧問題とジャワ社會
批評・紹介  
吉本 道雅 藤田勝久著『史記戦國史料の研究』
森安 孝夫 護雅夫著『古代トルコ民族史研究III』
宮本 譲介 植村泰夫著『世界恐慌とジャワ農村社會』
■ 第57巻 第2号(1998年9月)
論説  
米田 健志 漢代の光禄勳 ─特に大夫を中心としてー
石見 清裕 唐の國書授與儀禮について
井上 進 『千頃堂書目』と『明史藝文志』稿
大谷 敏夫 清代經世官僚陶澍の行政と思想
批評・紹介  
斯波 義信 夫馬進著『中國善会善堂史研究』
三田 昌彦 近藤治著『インド史研究序説』
■ 第57巻 第1号(1998年6月)
論説  
小野 達哉 両制制度の成立
古松 崇志 宋代における役法と地方行政經費 ─財政運營の一研究ー
野田 俊昭 梁時代、士人の家格意識をめぐって
古畑 徹 『唐會要』の流傅に關する一考察
北川 俊昭 『通典』編纂始末考 ─とくにその上献の時期をめぐってー
間野 英二 テヘラン・サルタナティー圖書館所藏の『バーブル著作集』について
批評・紹介  
森 紀子 岡本さえ著『清代禁書の研究』
■ 第56巻 第4号(1998年3月)
論説  
山田 勝芳 秦漢代手工業の展開 ─秦漢代工官の變遷から考える─
櫻井 智美 趙孟頫の活動とその背景
阪倉 篤秀 吏部尚書蹇義とその時代
細見 和弘 李鴻章と戸部 ─北洋艦隊の建設過程を中心に─
蔀 勇造 碑文史料から見た古代南アラビア諸王國とアラブ・ベドウィンの関係
批評・紹介  
小島 毅 Valerie Hansen著 Negotiating Daily Life in Traditional China: How Ordinary People Used Contracts 600-1400
足立 啓二 岸本美緒著『清代中國の物価と經済變動』
春田 晴郎・
藤井 秀夫
小玉新次郎著『隊商都市パルミラの研究』
■ 第56巻 第3号(1997年12月)  特集:文物資料に関する研究
論説  
佐原 康夫 居延漢簡に見える官吏の處罰
鵜飼 昌男 「始建國天鳳一三年当食者案」册書の考察 ─漢代の「案」の語義を中心に─
愛宕 元 唐代府兵制の再檢討 ─折衝府の歴史地理的分析─
氣賀澤 保規 唐代西州における府兵制の展開と府兵兵士
白須 浄眞 麹氏高昌國における王令とその傅達 ─下行文書「符」とその書式を中心として─
荒川 正晴 唐帝國とソグド人の交易活動
八尾 隆生 黎朝聖宗期の嘉興何氏 ─囑書の比較から─
批評・紹介  
岡本 さえ 小野和子著『明李黨社考 ─東林黨と復社─』
■ 第56巻 第2号(1997年9月)
論説  
佐々木 愛 毛奇齢の思想遍歴 ─明末の學風と清初期經學─
高嶋 航 水龍會の誕生
佐立 治人 旧中國の地方裁判と法律 ─法律に従わない判決が持つ意味─
吉沢 誠一郎 清末剪辮論の一考察
小瀬 一 中國海關と北京特別關税会議
小牧 昌平 一八世紀中期のホラーサーン ─ドッラーニー朝とナーデル・シャー没後のアフシャール朝─
批評・紹介  
關尾 史郎 中國中世史研究會編『中國中世史研究 續編』
渡部 武 大澤正昭著『唐宋變革期農業社會史研究』
■ 第56巻 第1号(1997年6月)
論説  
小南 一郎 石鼓文製作の時代背景
木島 史雄 學術行為の機能と広がり ─隋・許善心のばあい─
高橋 文治 張留孫の登場前後 ─発給文書から見たモンゴル時代の道教─
伊藤 正彦 元末一地方政治改革案 ─明初地方政治改革の先驅─
久保 亨 日中關税協定と一九三〇年關税
批評・紹介  
菅原 睦 間野英二著『バーブル・ナーマの研究I 校訂本・II 總索引』
帆刈 浩之 Goodman, B., Native Place, City, and Nation:Regional Networks and Identities in Shanghai, 1853-1937
■ 第55巻 第4号(1997年3月)
論説  
車 恵媛 明代における考課政策の変化 ─考満と考察の關係を中心に─
大木 康 嚴嵩父子とその周辺 ─王世貞、『金瓶梅』その他─
夏井 春喜 一九二〇年代の蘇州における租佃關係 ─南京國民政府の成立と地主經営─
安井 三吉 盧溝橋事件再考 ─中國における「日本軍計畫」説をめぐって─
批評・紹介  
梅原 郁 柳田節子著『宋元社會經済史研究』
定金 計次 小谷仲男著『ガンダーラ美術とクシャン王朝』
附録 永田英正博士著作目録
■ 第55巻 第3号(1996年12月)
論説  
林 巳奈夫 殷周時代における死者の祭祀
木下 鉄矢 「治」より「理」へ ─陸贄・王安石・朱熹─
臼井 佐知子 徽州文書からみた「承繼」について
井上 裕正 アヘン弛禁論の形成について
鐙屋 一 一九四九年北平和平交渉における章士釗
批評・紹介  
楊 文信 鄭利華著『王世貞年譜』
西村 成雄 狭間直樹編『一九二〇年代の中國』
■ 第55巻 第2号(1996年9月)
論説  
若江 賢三 秦漢律における「不孝」罪
妹尾 達彦 唐長安城の官人居住地
金子 修一 唐後半期の郊廟親祭について ─唐代における皇帝の郊廟親祭 その(3)─
松浦 茂 18世紀アムール川下流地方のホジホン
批評・紹介  
茂木 敏夫 大谷敏夫著『清代政治思想と阿片戦争』
江村 治樹 五井直弘編『中國の古代都市』
勝藤 猛 羽田正編著『シャルダン『イスファハーン誌』研究』
■ 第55巻 第1号(1996年6月)
論説  
宮宅 潔 漢代請讞考 ─理念・制度・現実─
丸橋 充拓 唐代後半の北邊財政 ─度支系諸司を中心に─
帆刈 浩之 香港東華醫院と廣東人ネットワーク ─二十世紀初頭における救災活動を中心に─
弘末 雅士 近世スマトラの内陸民族世界の形成における移住者の役割 ─「土着先住民」の創出─
太田 敬子 初期イスラーム時代のキリスト教徒アラブ社會 ─タグリブ族の事例を中心として─
批評・紹介  
松浦 茂 河内良弘著『明代女眞史の研究』
浅野 裕一 板野長八著『儒教成立史の研究』
徳成 外志子 須川英徳著『李朝商業政策史研究-十八・十九世紀における公権力と商業』
學界展望  
角谷 常子 秦漢時代の簡牘研究